《浪漫版 近江八景之内》『石山秋月』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 近江八景之内 石山秋月』

制作日:2026年1月10日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《近江八景之内》にも描かれた石山秋月。
石山寺の名の由来にもなった奇岩・珪灰石を背景に、その上に名月を配することで、江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を重ね合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、静けさの中にかすかな気配を残す夜の佇まいを意識し、名月と珪灰石が織り成す光景に、幻想的な趣をそっと重ねています。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

石山寺(いしやまでら)は、滋賀県大津市、琵琶湖の南端近くを流れる瀬田川のほとりに位置する東寺真言宗の大本山で、西国三十三所観音霊場第十三番札所として知られる古刹です。奈良時代、聖武天皇の勅願により良弁僧正によって開かれ、以来、信仰と文化の両面から人々を惹きつけてきました。

本堂は、国の天然記念物にも指定されている巨大な珪灰石(硅灰石)の岩盤の上に建てられており、この特異な景観が「石山寺」という寺名の由来ともなっています。伽藍と岩、そして瀬田川を望む地形が一体となった風景は、他の寺院では見られない独特の佇まいを生み出しています。

平安時代には、貴族たちが観音堂に籠り、一夜を過ごす「石山詣」が盛んに行われ、清少納言や和泉式部をはじめとする女流文学者たちがその情景を作品に残しました。中でも紫式部が石山寺に参籠し、十五夜の月を眺めながら『源氏物語』の構想を得たという伝承は広く知られています。

こうした歴史と文学的背景をもとに、石山寺は近江八景の一つ「石山秋月」として描かれ、名月と岩肌、堂宇が織りなす幻想的な夜景は、古くから人々の心に深い印象を残してきました。琵琶湖や瀬田川の水景と結びついた月の名所として、今も静かに語り継がれています。

本作では、現地写真とAI技術・Photoshopを組み合わせ、石山寺の成り立ちと石山秋月に重ねられてきた歴史的情景を、夜の静けさに包まれた空気感とともに、浪漫版ならではの情緒として再構成しています。

出典:メトロポリタン美術館
歌川広重《近江八景の内 石山秋月》
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/36527

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年7月18日

撮影地:石山寺 珪灰石

仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、滋賀方面へのツーリングで訪問した写真になります。
浮世絵でみた近江八景にまつわる名所を1つずつ足を運ぶのは、パズルのピースを埋めていくような楽しさがあったことを覚えています。

珪灰石、常夜燈、奥にそびえる多宝塔の構図が、他では見られないような幻想的な光景で印象深かったため、本作のベースとして採用しています。

位置情報

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

また別ブログでは、珍スポットの現地レポートもしています👇
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