浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 近江八景之内 三井晩鐘』
制作日:2026年1月24日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は歌川広重の《近江八景之内》にも描かれた三井晩鐘。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、見上げる少女の姿を添えることで、画面の視線が自然と三井晩鐘へと導かれる構成としています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
三井晩鐘について
三井晩鐘(みいのばんしょう)は、滋賀県大津市にある天台寺門宗総本山・三井寺(園城寺)に伝わる名鐘で、琵琶湖南西の長等山に広がる境内にその鐘楼を構えています。夕暮れ時、湖畔に響き渡る梵鐘の音色は、近江八景の一つとして古くから知られ、「三井の晩鐘」として多くの人々の心を惹きつけてきました。
現在用いられている梵鐘は、慶長7年(1602)に豊臣家の支援を受けて鋳造されたもので、形の平等院、銘の神護寺と並び、「音の三井寺」と称される日本三銘鐘の一つに数えられています。総高約2メートル、重さ600貫(約2,250キログラム)にも及ぶその音色は、澄み切りながらも深い余韻を持ち、今も毎日夕刻に打鐘され、大津の町と琵琶湖の風景を静かに包み込んでいます。
江戸時代には、東海道の宿場町として栄えた大津の町を背景に、三井晩鐘は多くの文人墨客や旅人に親しまれ、歌川広重の『近江八景』にも描かれました。また、その音は単なる風景の一部にとどまらず、「残したい日本の音風景百選」に選ばれるなど、時代を超えて受け継がれる文化的価値を持っています。琵琶湖の龍神伝説や、弁慶の引摺鐘にまつわる逸話とともに、三井晩鐘は、音を通して人の営みと祈りを今に伝える名所として、静かに語り継がれています。
本作では、現地で撮影した写真をもとに、AI技術とPhotoshopを組み合わせ、近江八景「三井晩鐘」として語り継がれてきた鐘の音と、その背後に広がる夕暮れの情景を、静寂と余韻を重視した浪漫版として再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年7月18日
撮影地:三井寺
仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、滋賀方面へのツーリングで訪問した写真になります。
鐘を鳴らすには奉納金が必要で、実際に納めたかどうかの記憶は残っていないのですが、小屋に入って撮影しているこの写真から、たぶん鳴らしたのだろうと推測しています。
大きな鐘を今にも鳴らそうとしているような構図が強く印象に残ったため、本作のベースとして採用しています。
位置情報
所在地:滋賀県大津市園城寺町246
現地名:三井寺

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