《浪漫版 近江八景之内》『瀬田夕照』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 近江八景之内 瀬田夕照』

制作日:2026年1月25日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《近江八景之内》にも描かれた瀬田夕照。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、川の向こうを眺める少女の姿によって、はるか向こう岸へとかかる瀬田の唐橋の存在を、そっと感じ取れる構成としています。

また、本作では初めて水面にも空と同じように夕日のグラデーションを施すことに挑戦し、夕日の表現そのものをより印象的に見せる工夫を行いました。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] counterfeitV30_v30
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

瀬田の唐橋と瀬田夕照について

瀬田の唐橋(せたのからはし)は、滋賀県大津市の瀬田川に架かる橋で、琵琶湖から流れ出る唯一の川を渡る地点に位置しています。全長は約224メートルにおよび、古くから京都へ向かう交通の要衝として重要な役割を果たしてきました。『日本書紀』をはじめとする文献にもその名が見られ、日本三名橋の一つとして数えられています。

瀬田川を渡らずして京都へ至ることは難しかったことから、この地は軍事的にも重要視され、「唐橋を制する者は天下を制す」と言われるほど、多くの戦乱の舞台となってきました。壬申の乱や承久の乱など、歴史の節目にたびたび登場し、橋は焼失と架け替えを繰り返しながら、その都度同じ瀬田川の要所に再建されてきました。現在の大橋と小橋からなる形は、16世紀に織田信長によって整えられたものとされています。

瀬田の唐橋周辺から望む夕景は、近江八景の一つ「瀬田夕照(勢田夕照)」(せたのせきしょう)として知られています。琵琶湖の南端に位置するこの場所から眺める湖の夕暮れは、名所として古くから親しまれてきました。また、風の強い日には琵琶湖を船で横断するよりも、たとえ遠回りになっても瀬田の唐橋を渡ったほうが安全であったことに基づくことわざ「急がば回れ」の語源となった逸話や、俵藤太の大ムカデ退治の伝承など、橋をめぐる多様な物語もこの地に伝えられています。

本作では、現地で撮影した写真をもとに、Stable DiffusionとPhotoshopを組み合わせ、瀬田の唐橋と「瀬田夕照」に重ねられてきた夕景のイメージを、浪漫版として再構成しています。

出典:メトロポリタン美術館
歌川広重《近江八景の内 瀬田夕照》
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/56696

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年7月18日

撮影地:瀬田の唐橋

仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、滋賀方面へのツーリングで訪問した写真になります。
川岸の説明板で俵藤太の大ムカデ退治の話を読み、本当に歴史ある橋なのだと感じたことが、今も記憶に残っています。

瀬田の唐橋全体が写りこみ、向こう岸へとかかる構図が印象深かったため、本作のベースとして採用しています。

位置情報

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しているHaseoです🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

また別ブログでは、珍スポットの現地レポートもしています👇
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