浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 七里の渡し之図』
制作日:2025年9月27日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は歌川広重の《東海道五十三次》に描かれた桑名・七里の渡し。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、水面のほうを見つめる少女の姿を描くことで、過去と現在のあわいに立ち、これから旅立とうとする一瞬の静けさと、ささやかな旅情を重ねています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
名所について
桑名宿(くわなじゅく)は、江戸日本橋から数えて42番目にあたる東海道の宿場町です。宮宿と同様、東海道唯一の海路である「七里の渡し」の渡船場として栄え、最盛期には旅籠が120軒を数えるにぎやかな宿場でした。
宮宿と桑名宿を結んでいた七里の渡しは、満潮時の沿岸航路がおよそ七里(約27km)であったことから名付けられた、東海道で唯一の海上交通路です。陸路も存在していましたが、時間短縮のためにあえて海路を選ぶ旅人も多く、両宿はいずれも渡船場として大いに賑わいました。一方で、天候の急変による海難事故も少なくなく、七里の渡しは東海道の難所の1つとしても知られています。
現在、桑名側には七里の渡し跡が整備され、船着場跡には江戸の旅人たちも眺めた桑名城蟠龍櫓が再現されています。また、渡船場にあった大塚本陣跡には料亭旅館が開業し、泉鏡花の『歌行灯』の舞台として知られています。戦災により古い町並みは失われましたが、町割りの一部や、宿内を通る東海道を示すカラー舗装などから、宿場町としての面影を今に伝えています。
本作では、現地写真をもとにAI技術とPhotoshopを組み合わせ、東海道最大級の宿場であった宮宿と桑名宿とを結んでいた七里の渡しを、浪漫版の視点で再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2022年4月16日
撮影地:七里の渡し跡
仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、三重県へツーリングした際に撮影した写真です。
浜松の前は名古屋市に住んでおり、国道23号をバイクで走る際には何度も桑名を通っていましたが、当時はこのような場所があるとは知らず、改めて訪問しました。これ以外にも、桑名は蛤(はまぐり)が有名であることを知り、また別の日に食べに行ったりしています。
七里の渡しのトレードマークである鳥居と水面のバランスが印象的であったため、本作のベースとして採用しました。
ショート動画
位置情報
所在地:三重県桑名市東船馬町
現地名:七里の渡し跡
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