浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 宮 七里の渡し之図』
制作日:2025年9月28日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は歌川広重の《東海道五十三次》にも描かれた宮・七里の渡し。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、船着場跡にたたずむ小さな少女の後ろ姿を描くことで、まるでこれから旅立つかのような印象を静かに重ねています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
名所について
宮宿(みやじゅく/熱田宿)は、東海道五十三次の41番目の宿場町で、現在の名古屋市熱田区に位置します。熱田神宮の門前町として古くから栄え、港町としての機能も併せ持ったことから、東海道でも最大規模の宿場として発展しました。天保14年(1843)には本陣2軒、脇本陣1軒、旅籠屋は約250軒を数え、人口は1万人を超えていたと伝えられています。
その宮宿と桑名宿を結んでいたのが、東海道唯一の海路「七里の渡し(しちりのわたし)」です。満潮時の沿岸航路がおよそ七里(約27km)であったことから名付けられました。陸路も存在していましたが、時間短縮のためにあえて海路を選ぶ旅人も多く、宮宿と桑名宿はいずれも渡船場として大いに賑わいました。一方で、天候の急変による海難事故も少なくなく、七里の渡しは東海道の難所の1つとしても知られていました。
現在では熱田側には常夜燈や船着場跡などの遺構が残り、「宮の渡し公園」として整備されています。往時の東海道を行き交った人々の緊張と期待が交錯したこの場所は、陸と海を越えて続いていた街道の記憶を、今も静かに伝えています。
本作では、現地写真をベースにAI技術とPhotoshopを用い、東海道最大の宿場・宮宿から、海を越えて次の宿へと向かう七里の渡しという旅の転換点を、浪漫版ならではの視点で描き直しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年6月26日
撮影地:七里の渡し船着場跡
仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、愛知方面へツーリングした際に撮影した写真です。浜松の前は名古屋市熱田区に住んでおり、七里の渡し跡は近所でしたが、当時は関心がなく足を運ぶことはありませんでした。転居後にその存在を知り、訪れなかったことを後悔して、あらためて現地を訪問した記憶が残っています。
常夜灯と、海へと続く船着き場の構図のバランスが印象的であったため、本作のベースとして採用しました。
位置情報
所在地:愛知県名古屋市熱田区神戸町
現地名:七里の渡し船着場跡
その他
七里の渡し跡のある現在の名古屋市熱田区については、別ブログ「Explore Romance」で、実際に訪れた珍スポットの現地レポートも紹介しています。興味があればのぞいてみてください!

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