浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 木曽街道六十九次 上松 木曽の桟』
制作日:2025年11月20日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は木曽街道六十九次の38番目の宿場町・上松宿の北端、木曽川沿いに残る難所「木曽の桟」。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、ゴッドサインをしながら振り返る少女の姿を描くことで、木橋は失われても石積みだけが残るこの地に、
時代を越えて残る価値と記憶を、静かに重ねています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
名所について
上松宿(あげまつじゅく)は、中山道六十九次の38番目の宿場町として、木曽路を行き交う旅人たちを迎えてきました。上松宿から次の須原宿までは木曽路でも最長の区間にあたり、険しい道のりを前に、多くの旅人がこの地で足を休めたと伝えられています。その上松宿の北端、木曽川沿いに位置するのが「木曽の桟」です。
木曽の桟(きそのかけはし)は、木曽川の断崖絶壁に沿って設けられた街道の難所で、古くから危ういものの代名詞として語られ、中山道一の難所とも称されました。かつては、断崖に差し込んだ丸太の上に板を渡した「桟道」が数百メートルにわたって続き、藤づるで編まれた桟橋が命綱のように旅人を支えていたといわれています。
この地は歌枕としても知られ、木曽八景のひとつに数えられました。松尾芭蕉が「かけはしや 命をからむ 蔦かつら」と詠んだほか、正岡子規や種田山頭火もこの険所を訪れ、旅の印象を句に残しています。現在、当時の木橋は失われていますが、旧国道19号の下には、街道を支えていた石積みが残り、往時の緊張感を今に伝えています。
本作では、現地写真とAI技術・Photoshopを組み合わせ、街道の難所として刻まれてきた木曽の桟の歴史と、その痕跡が今に残る風景を、浪漫版として再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年5月31日
撮影地:木曽の桟
以前訪問して印象に残っていた木曽路に、あらためてツーリングで訪れた際に撮影した写真です。
初めて目にしたときは一見すると鉄製の橋のようにも感じましたが、実際には当時の木橋は失われ、石積みだけがその名残を今に伝えていることを知り、強く心に残る風景となりました。
木曽の桟の名残を残す石積みがきれいに映って印象的であるため、本作のベースとして採用しました。
位置情報
所在地:長野県木曽郡上松町上松 桟上1292-3
現地名:木曽の桟
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