《浪漫版 六十余州名所図会》『大隅 さくらしま』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 六十余州名所図会 大隅 さくらしま』

制作日:2025年12月7日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《六十余州名所図会》に描かれた大隅・桜島。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観と調和する静かな佇まいを表現しています。
また、桜島の噴火雲を心配そうに見つめる姿を加えることで、自然の厳しさと人の想いが交差するような情感を作品に与えています。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

桜島(さくらじま)は鹿児島県を代表する活火山で、北岳と南岳の二つの峰からなる雄大な山容が特徴です。今も噴煙を上げる姿は土地の象徴として親しまれ、1914年の大正噴火によって大隅半島と地続きになったことでも知られています。

周囲には錦江湾の穏やかな景色が広がり、活火山の迫力と豊かな自然が共存しています。湯之平展望所をはじめとする各展望地からは、季節や天候によって表情を変える桜島を望むことができ、多くの旅人を魅了してきました。

桜島は古来より人々の暮らしと深く関わってきた火山でもあり、その地形や歴史は学術的にも貴重です。現在も噴火と共に生きる文化が息づいており、訪れる人々に自然の厳しさと恵みの両面を感じさせます。

本作では、現地写真とAI技術・Photoshopを組み合わせ、桜島が持つ火山の力強さと浪漫版特有の静かな情緒を重ね合わせて再構成しています。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション
歌川広重《六十余州名所図会 大隅 さくらしま》
https://dl.ndl.go.jp/pid/1308368

作品の元になった現地写真

撮影日:2022年4月29日

撮影地:桜島付近

ゴールデンウィークに有休をつなげて出かけた、浜松→大阪(フェリー)→九州→中国地方というツーリングの際に撮影した一枚です。

噴火時の落石からの避難所、火山灰スリップ注意の看板など、火山活動と結びついたものが身近にあるのが印象的でした。
広重の浮世絵と同様、桜島と海という構図でバランスがよかったため、作品のベースとして採用しています。

位置情報

その他

桜島については、別ブログ「Explore Romance」で珍スポットの現地レポートも紹介しています。興味があればのぞいてみてください!

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

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