《浪漫版 東海道五十三次》『浜松 ざざんざの松之図』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 浜松 ざざんざの松之図』

制作日:2025年9月18日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《東海道五十三次》にも描かれた浜松・ざざんざの松。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、ざざんざの松をぼんやりと眺める少女を配することで、堂々とした松の存在感と対比させ、画面全体にわずかな緩やかさを与えています。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

浜松宿(はままつじゅく)は、東海道五十三次の29番目の宿場町として栄え、江戸と京都・大阪を結ぶ街道のほぼ中間にあたる要衝でした。浜松城の城下町として発展し、天保年間(1830~1843年頃)には本陣が6軒、旅籠が94軒を数え、遠江国・駿河国を通じて最大規模の宿場町であったと伝えられています。現在では戦災の影響により往時の建物は残されていませんが、浜松が街道と城下を結ぶ重要な宿場であった歴史は、案内板や地名の中に今も息づいています。

一方、浜松という地名の由来とされるのが、浜松八幡宮に伝わる「ざざんざの松(颯々之松)」です。伝承によれば、八幡宮遷座の際に白狐が浜辺から松を携えてきたことに始まり、その松が繁茂したことから「浜の松」、転じて「浜松」と呼ばれるようになったといわれています。また、室町幕府六代将軍・足利義教がこの地で松風の音を「浜松の音はざざんざ」と詠んだことから、「颯々(ざざんざ)の松」の名が広まったとも伝えられています。

かつては一本の松ではなく、三十本余りの松が群生する松林であったとされますが、昭和20年の空襲で焼失し、現在は五代目となる松と記念碑が境内に残されています。浜松の地名と記憶を今に伝える象徴的な存在として、静かにその姿を留めています。

本作では、現地写真とAI技術・Photoshopを組み合わせ、宿場町として栄えた浜松の歴史と、ざざんざの松に込められた土地の記憶を、浪漫版ならではの解釈と空気感で再構成しています。

出典:東京富士美術館 収蔵品データベース
歌川広重《東海道五拾三次之内 濱松 冬枯ノ図》(東京富士美術館蔵)
https://www.fujibi.or.jp/collection/artwork/04350/

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年5月22日

撮影地:浜松八幡宮 颯々之松

仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、近所を散歩していた折に立ち寄って撮影した写真です。
撮影当時は、この松がどのような由来を持つ存在なのか、深く意識してはいなかったように思います。
しかし後に、浮世絵にも描かれている浜松の地名の由来とされる松なんだと、その記憶が静かに結び直されました。

堂々としたざざんざの松と、手前の石碑の構図のバランスが印象的であったため、作品のベースとして採用しました。

位置情報

その他

浜松市については、別ブログ「Explore Romance」で、現代の浜松に点在する珍スポットの現地レポートも紹介しています。興味があればのぞいてみてください!

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

また別ブログでは、珍スポットの現地レポートもしています👇
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