浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 掛川 天守閣』
制作日:2026年2月11日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は東海道五十三次の26番目の宿場町・掛川。城下町として発展したこの地の象徴である掛川城天守閣を描いています。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
侍を思わせる装いの人物を配することで、天守へと続く石段に、往時の気配を静かに重ねています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
掛川宿と掛川城について
掛川宿(かけがわじゅく)は、江戸日本橋から数えて26番目の宿場町。東海道を西へと進む旅人が、小夜の中山を越えたのちに辿り着く、遠江東部の要衝でした。
天保十四年(1843年)の記録では、本陣2軒、旅籠30軒、家数960軒、人口3,443人。東海道の中でも比較的大きな宿場町で、城下町としての機能を併せ持つ町として発展していました。東西には郭外町が広がり、門や番所を備えたその姿は、旅人の目に「防備された大きな町」と映ったと記録にも残っています。
その町の北にそびえていたのが掛川城(かけがわじょう)です。戦国期、遠江を巡る攻防の舞台となったこの地は、安土桃山時代に山内一豊が入封し、大改修が施されました。本丸を中心に曲輪を配した梯郭式の平山城で、東海道を押さえる拠点として重要な役割を担っていました。
城下の東口には「新町の七曲り」と呼ばれる屈折した道筋があり、東海道はそこを経て宿の中心へと続きます。さらに秋葉街道とも交差する交通の結節点であったため、秋葉詣での客も加わり、宿場は一層の賑わいを見せました。宿場と城下町が重なり合う掛川の景観は、単なる通過点ではなく、記憶に残る町だったのです。
安政の大地震で天守は倒壊し、明治の廃城令によって多くの建物は失われました。しかし平成六年(1994年)、市民の熱意によって天守は木造で再建され、再び白漆喰の姿を現しました。三層の外観に対し内部は四階構造という特徴的な天守は、往時の威容を今に伝えています。
本作では、東海道の宿場町・掛川が城下町として栄えた歴史を背景に、現地で撮影した写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、江戸の旅人が見上げたであろう掛川城天守の姿を再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年12月5日
撮影地:掛川城
仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、掛川へツーリングした際に撮影した写真になります。
国道1号はよく走っていましたが、それまで掛川で降りた記憶はなく、改めて足を運びました。
堂々とそびえる天守閣と、そこへと続く石段の光景が印象的で、本作のベースとして採用しています。
位置情報
所在地:静岡県掛川市掛川1138−24
現地名:掛川城

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