浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 川崎 六郷渡舟』
制作日:2026年2月22日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は歌川広重の《東海道五十三次》にも描かれた川崎・六郷の渡し。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、笑顔で振り向く少女の姿を通して、静かな渡しの風景に、ささやかな躍動を重ねました。
また本作では、初めて舟を描き入れることで、渡し場の気配をより強く感じられる構図としました。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] counterfeitV30_v30
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
川崎宿と六郷の渡しについて
川崎宿(かわさきしゅく)は、東海道五十三次の2番目の宿場で、武蔵国橘樹郡川崎領、現在の神奈川県川崎市川崎区に置かれました。東海道の整備当初は正式な宿場ではありませんでしたが、品川宿と神奈川宿の間が長距離に及び、伝馬の負担が過重となったことから、元和九年(1623)に新たに設置されました。
多摩川を挟んで対岸へと渡る六郷の渡し(ろくごうのわたし)もまた、東海道における重要な交通拠点でした。慶長五年(1600)、徳川家康によって六郷大橋が架けられますが、水害により維持は困難を極め、元禄元年(1688)の大洪水を機に橋は失われ、本格的に渡船へと移行します。宝永六年(1709)には幕府より川崎宿に渡船の運営が許され、渡しは宿の経済を支える基盤となりました。
六郷の渡しは、江戸と武蔵・相模を結ぶ往還の動脈として、人馬や荷物を絶えず運び続けました。やがて近代に入り、幾度か架橋と流失を繰り返しながら改修が進められ、現在の六郷橋へと受け継がれていきます。その地は今もなお都県境を結ぶ要所であり、箱根駅伝のルートとしても広く知られています。
本作では、東海道五十三次の宿場町・川崎宿と、多摩川を渡る六郷の渡しが織りなした歴史を背景とし、現地で撮影した写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、往時の渡し場の風景を再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2022年5月28日
撮影地:六郷の渡し碑付近
仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、東京へ出張したついでに帰省した際、川崎まで足を延ばして撮影した一枚です。社会人1年目を過ごした街でありながら、東海道五十三次の宿場町として訪れたのは、この日が初めてでした。
目の前に広がる多摩川と、「たま川」と記された青い看板。どこか素朴で味わいのあるその光景が印象に残り、本作のベースとして採用しています。
位置情報
所在地:神奈川県川崎市川崎区本町2丁目
現地名:六郷の渡し碑

コメント