《浪漫版 東海道五十三次》『丸子 名物とろろ汁屋』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 丸子 名物とろろ汁屋』

制作日:2025年9月16日
更新日:2025年12月28日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《東海道五十三次》に描かれた丸子・名物とろろ汁屋。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、少女がこちらを振り返る構図とすることで、まるでこれからとろろ汁屋へ向かうような臨場感をそっと描いています。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

丸子宿(まりこしゅく/鞠子宿)は、江戸日本橋から数えて20番目にあたる東海道の宿場町で、宇津ノ谷峠の東麓に位置していました。慶長6年(1601年)の東海道整備により宿場として定められたものの、規模は小さく、天保14年(1843年)の記録でも家数211軒、旅籠24軒と、街道沿いでも最小規模の宿場であったと伝えられています。

この地を特徴づけていたのが、峠越えを控えた旅人たちを支えた名物「とろろ汁」です。良質な自然薯が採れた丸子では、とろろ汁が精の付く料理として重宝され、街道を行き交う人々の間で広く知られるようになりました。松尾芭蕉も『猿蓑』に「梅若葉 丸子の宿の とろろ汁」と詠み、その素朴な味わいと宿場の風景を句に留めています。

歌川広重の《東海道五拾三次 鞠子 名物茶店》に描かれた茅葺きの茶屋も、こうした丸子宿の象徴的な情景の一つです。浮世絵に描かれた「名物茶店」は特定の一軒を示すものではないという説もありますが、現在もとろろ汁を看板料理とする老舗・丁子屋がこの地に残り、宿場の記憶を今に伝えています。

丁子屋は慶長元年(1596年)創業とされ、現在の茅葺き建物は、浮世絵に描かれた風景を再現するために江戸初期の古民家を移築したものです。静岡県内最古の飲食店ともいわれ、東海道と丸子宿の歴史を体現する存在として、2022年には国登録有形文化財にも指定されました。峠を越える前後の旅人が一息ついたこの場所は、文学や浮世絵の世界とも深く結びついています。

本作では、現地写真をもとにAI技術とPhotoshopを組み合わせ、峠道を控えた小さな宿場町・丸子宿と、名物とろろ汁に象徴される旅人の記憶を、浪漫版の視点で再構成しています。

出典:歌川広重《東海道五拾三次之内 丸子 名物茶店》
東京富士美術館蔵 「東京富士美術館収蔵品データベース」収録
https://www.fujibi.or.jp/collection/artwork/04341/

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年4月3日

撮影地:とろろ汁の丁子屋

仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、ツーリングで訪れた際に撮影した一枚です。
江戸時代の浮世絵に描かれているとろろ汁のお店が、現在でも残っているということに、強い印象を受けたことが記憶に残っています。店内の雰囲気や外観、名物のとろろ汁まで含め、往時の面影を感じられる体験でした。

古風な店構えと背後の山並みの構図が印象的だったため、本作のベースとして採用しました。

位置情報

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

また別ブログでは、珍スポットの現地レポートもしています👇
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