《浪漫版 東海道五十三次》『鳴海宿 間の宿 有松』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 鳴海宿 間の宿 有松』

制作日:2025年9月7日
更新日:2025年12月27日

本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。

題材は歌川広重の《東海道五十三次》にも描かれた鳴海宿。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、こちらを見つめる少女の姿を描くことで、鳴海宿の静かな街道に、柔らかな情感をそっと重ねています。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

鳴海宿(なるみしゅく)は、江戸日本橋から数えて40番目にあたる東海道の宿場町です。古くこの地は「鳴海潟」と呼ばれる干潟が広がる景勝地で、歌枕にも詠まれてきました。やがて鳴海丘陵には社寺が立ち並び、桶狭間の戦いに関わる城や砦も築かれるなど、歴史の舞台として重要な役割を担ってきました。海退と干拓によって陸地化が進むと東海道の道筋が定まり、鳴海宿は交通と信仰の要衝として発展します。江戸時代には松尾芭蕉が四度訪れたことでも知られています。

また、有松と並んで絞り染めの産地として栄え、「有松・鳴海絞り」と総称されました。旅人の土産物として考案された絞り染めは街道名産として広く知られるようになり、宿場と周辺の町に大きな富をもたらしました。現在も鳴海宿には、東西の常夜燈や多くの社寺が残り、往時の面影を今に伝えています。

一方、有松(ありまつ)は池鯉鮒宿と鳴海宿の間に設けられた「間の宿」で、絞り商人の町として独自の発展を遂げました。卯建を備えた町家や塗籠造、虫籠窓などの伝統的建築が街道沿いに連なり、その特色ある町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。さらに、絞りの産地としての歴史と文化が評価され、2019年には日本遺産にも認定されました。

本作では、こうした歴史的背景を踏まえ、現地写真として有松の町並みを用いながら、鳴海宿と連続する東海道の景観を再構成しています。宿場町としての鳴海と、絞りの町として栄えた有松。その両者が織りなす街道の記憶と空気感を、浪漫版ならではの視点で描き直しています。

出典:歌川広重《東海道五拾三次之内 鳴海 名物有松絞》
東京富士美術館蔵 「東京富士美術館収蔵品データベース」収録
https://www.fujibi.or.jp/collection/artwork/04361

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年3月14日

撮影地:有松重要伝統的建造物群保存地区

仕事の関係で浜松に暮らしていた当時、愛知へツーリングした際に撮影した写真です。
浜松の前は名古屋市で働いており、職場の同僚と有松へ飲みに来たことがありましたが、また落ち着いて宿場町の光景を見たかったため、再び訪問しました。

奥へと続いていく街道と伝統的な家屋の並びが一望でき、往時の宿場町の気配が今も残る光景だったため、本作のベースとして採用しました。

位置情報

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

また別ブログでは、珍スポットの現地レポートもしています👇
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