《浪漫版 東海道五十三次》『日坂 小夜の中山 夜泣き石』

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浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 東海道五十三次 日坂 小夜の中山 夜泣き石』

制作日:2025年8月28日
更新日:2025年12月28日

本作は、現地写真をもとに制作した他作品とは異なり、東海道の名所と伝承を手がかりに、情景を想像して描いた初期の作品です。現在の制作方針とは異なりますが、浪漫版の原点として例外的に掲載しています。

題材は歌川広重の《東海道五十三次》に描かれたに日坂・小夜の中山の夜泣き石。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。

キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、夜泣き石を眺める少女の姿を描くことで、現在から過去へのつながりをそっと示しているようにも見えますね。

技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[Prompt] Original
[Others] Photoshop

名所について

日坂宿(にっさかじゅく)は、東海道五十三次の宿場町の一つで、「小夜の中山峠」の西麓に位置します。慶長6年(1601)の東海道整備により伝馬の継立駅として設けられ、峠越えを控えた旅人たちが身支度を整える宿場として栄えました。規模は小さいながらも、大井川の川止めの際には多くの旅人で賑わいました。現在も旅籠跡や常夜灯が残り、峠前の宿場町の面影を伝えています。

日坂宿の東に控える小夜の中山(さやのなかやま)は、箱根・鈴鹿と並ぶ東海道三大難所の一つです。急勾配の坂が続く峠道は「小箱根」とも呼ばれ、西行法師をはじめ多くの旅人や歌人に詠まれてきた、東海道屈指の歌枕として知られています。かつては山賊の噂もあり、峠越えは容易ではありませんでしたが、久遠寺や茶店が設けられ、旅人を支える場でもありました。現在は街道の遺構を伝える道として整備され、往時の雰囲気を感じながら歩くことができます。

この小夜の中山に伝わるのが、遠州七不思議の一つ「夜泣き石(よなきいし)」の伝説です。安産祈願の帰りに山賊に襲われ命を落とした妊婦が、残された赤子を思うあまり石となって泣いたとされ、その声に気づいた僧によって子は救われました。赤子は子育て飴によって育てられ、やがて成長して母の仇を討ったと伝えられています。夜泣き石は現在も峠道の脇に祀られ、旅と人情が交差した東海道の記憶を静かに今へ伝えています。

本作では、AI技術・Photoshopを組み合わせ、夜泣き石に託された母子の伝承と、小夜の中山に残る静かな祈りの気配を、浪漫版として再構成しています。

出典:歌川広重《東海道五拾三次之内 日坂 佐夜ノ中山》
東京富士美術館蔵 「東京富士美術館収蔵品データベース」収録
https://www.fujibi.or.jp/collection/artwork/04346/

位置情報

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この記事を書いた人

AIとPhotoshopで浮世絵風アートを制作しています🎨
江戸時代の浮世絵に描かれた風景や文化、美人画などを、現代の感性で描き直し、新しい浪漫を表現します✨

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