浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 木曽街道六十九次 野尻 岩出観音』
制作日:2025年9月13日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は歌川広重・渓斎英泉の《木曽街道六十九次》にも描かれた野尻・岩出観音。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、観音堂からの景色を眺める少女の姿を描くことで、木曽路の広がりを想像させる余韻を添えています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
名所について
野尻宿(のじりじゅく)は、中山道六十九次の40番目の宿場町で、奈良井宿についでその長さを誇る宿場として知られています。街道沿いには低い軒並みや格子窓がわずかに残り、外敵の侵入を防ぐために道を折り曲げた「七曲がり」という町割りが特徴的でした。度重なる大火により多くの建物が失われ、現在は宿場の面影が限られた形で伝えられています。
この野尻宿の外れ、伊奈川渓谷を望む崖地に建てられているのが、岩出観音です。江戸中期に建立された歴史ある観音堂で、京都・清水寺を思わせる懸崖造りの舞台が特徴的なことから、「木曽の清水寺」とも称されています。木曽の三大馬頭観音の一つとして、古くから庶民の信仰を集めてきました。渓斎英泉による《木曽街道六十九次「伊奈川橋遠景」》にも描かれています。
堂内には、山村家の絵師・池井祐川による絵馬をはじめ、筏流しの様子を描いたものなど、木曽の暮らしや信仰を伝える貴重な絵馬が数多く残されています。本尊の馬頭観世音菩薩は江戸中期の作とされ、現在の堂は文化10年(1813)に建てられたものです。毎年、初観音や初午の時期には法要が行われ、今も地域に根付いた信仰の場となっています。
本作では、こうした野尻宿の歴史的背景と、伊奈川渓谷を望む岩出観音の静かな佇まいを重ね合わせ、浪漫版として再構成しています。

作品の元になった現地写真

撮影日:2021年5月30日
撮影地:岩出観音
以前訪問して印象に残っていた木曽路に、あらためてツーリングで訪れた際に撮影した写真です。
京都の清水寺に似た崖屋造りの外観がとても印象的で、観音堂へと続く階段をワクワクしながら上った記憶があります。
堂々とした観音堂とそこからの見晴の光景が印象深かったため、本作の作品のベースとして採用しました。
位置情報
所在地:長野県木曽郡大桑村須原1431−8
現地名:岩出観音
コメント