浪漫版イラスト

タイトル:『浪漫版 日光街道二十一次 草加松原』
制作日:2025年11月29日
本作は、現地写真をもとに Stable Diffusion と Photoshop を組み合わせ、浮世絵風の構図と現代キャラ表現を融合して制作しています。
題材は日光街道の2番目の宿場町である草加宿の名所・草加松原。
江戸時代からの名所を、現地の空気感と浪漫版特有の情緒を組み合わせて再構成しています。
キャラクターには落ち着いた和装を採用し、浮世絵の世界観になじむ穏やかな雰囲気を添えています。
本作では、松並木沿いに立つ着物姿の少女を描くことで、草加松原が江戸時代から人々に親しまれてきた名所であることを、そっと印象づけています。
技術スタック
[AI Tools] StableDiffusion
[Model] AnythingXL_v50
[ControlNet] Canny
[Prompt] Original
[Others] Photoshop
名所について
草加宿(そうかしゅく)は、江戸時代に日光街道第二の宿駅として発展し、千住宿に次ぐ要所として多くの旅人を迎えてきました。慶長11年(1606)以降の街道整備を背景に、寛永7年(1630)に正式な宿場として設けられ、参勤交代や日光社参の往来によって大いに賑わいました。元禄2年(1689)には、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途中でこの地を訪れ、その名は文学史にも刻まれています。
草加宿の北側に広がる草加松原は、こうした街道と宿場の歴史を今に伝える象徴的な景観です。寛永年間の宿場開設時、あるいは天和3年(1683)の綾瀬川改修を機に植えられたと伝えられる松並木は、江戸時代を通じて日光街道随一の名所として知られてきました。芭蕉が草加へと歩みを進めた際にも、この松原は旅立ちの余韻とともに記憶された風景であり、「もし生きて帰らば――」と綴られた一節には、旅の覚悟と初夏の情景が重ねられています。
近代以降、草加松原は都市化や公害の影響によって大きな危機に直面しましたが、市民による保存活動と補植の積み重ねによって景観は守り継がれ、現在では再び豊かな松並木がよみがえっています。平成26年(2014)には、「おくのほそ道の風景地」を構成する一群として国の名勝にも指定され、松並木の下を歩くことで、芭蕉の時代と現代とが静かに重なり合う場所となっています。
本作では、現地写真とAI技術・Photoshopを組み合わせ、草加宿の記憶を宿す街道と、草加松原が持つ文学的・歴史的な余韻を、浪漫版として再構成しています。
作品の元になった現地写真

撮影日:2025年11月22日
撮影地:草加松原
東京の自宅からツーリングで訪れた際に撮影した一枚です。
AIで近郊の史跡を調べている中で、東京のすぐ近くに立派な松並木が残されていることを知り、時間を置かずに訪問しました。
街道沿いに奥へと続いていく松並木を一望でき、その景観が印象深かったため、本作のベースとして採用しました。
位置情報
所在地:埼玉県草加市松江2丁目
現地名:草加松原
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